張子の虎 2014 2 15
2014年2月13日、アメリカのケリー国務長官が、
韓国を訪問したことで、韓国としては、
北朝鮮問題の対策を強化したいところでしょうが、
こういう目立つことではなく、地道に対策を考えていくべきでしょう。
往々にして、韓国は目立つところはやりたがるが、
地味なところは、やりたがらない傾向があります。
2014年2月10日の産経ニュースWestには、こういうニュースがありました。
「マンホールに落ちる韓国の戦闘機、飛べない警戒機
それで韓国は、防空識別圏拡大とは」
昨年12月、中国に対抗する形で防空識別圏拡大を決めた韓国だが、
防衛体制の実態は、お粗末そのものだ。
防空識別圏を監視する早期警戒機は4機を導入したばかりだが、
整備不良で1機しか飛べない状態。
スクランブル(緊急発進)する戦闘機も1機が、
マンホールに落ち込み大破するという「伝説的な事故」を起こしたばかりか、
ミサイル誘導用の電波が民間の携帯電話の周波数と一致するトンデモぶり。
警戒機が飛べない理由は、ずばり「部品不足」。
軍用機に限らず航空機には、
決められた飛行時間ごとに交換しなければならない部品が多くあり、
航空機を導入する際は、こうした交換部品もセットで買うのが基本。
韓国も3年分の部品を購入していたのだが、
なぜかエンジン関係など早急に必要となる部品を買っていなかった。
その結果、不具合の多い機体を「部品取り用」にし、
修理の際は、この機体から他の機体へ部品を転用するという、
カニバリゼーション(共食い整備)を行っていた。
それで1年で(部品取り用機を含め)3機がジャンクと化し、
飛べるのは1機のみになってしまった。
(引用、以上)
敵にやられる前に、
共食いで軍用機が飛べなくなってしまうとは。
もう少し引用しましょう。
以下は、引用です。
一方、圏内に入ってきた不審機にスクランブルをかける戦闘機はというと、
最新の「F-15K」は機体の安定を保つピッチトリムコントローラーなどの部品不足で、
共食い整備が常態化しているうえ、運用面でも問題が山積。
2007年には有名な「マンホール撃墜事件」も起きている。
機体修理のため滑走路から整備場へ移動させていたF-15Kが、
マンホールに左主脚を突っ込み、左主翼が破損、大破したという事件だ。
誘導路から外れて、わざわざマンホールの上を通過させる運用も問題だが、
現地報道で、このマンホールの工事が手抜きだったことも判明。
周囲の隙間をセメントで充填(じゅうてん)しなければならないのに、
適当に板を張って上にセメントを塗っただけだったのだ。
そこへ重さ約15トンの戦闘機が乗ったのだから、陥没するのも当然。
普通の道路でも大問題だが、こんな手抜き工事を空軍基地で施工するのが韓国水準だ。
(引用、以上)
今、北朝鮮情勢が厳しくなっている現状です。
韓国は、「真剣に」「真面目に」軍事力の整備を進めてほしいのです。
いつまでも、張子の虎をやっている場合ではないのです。
韓国には、危機感がないのです。
日本では、憲法改正なしで、
自衛隊を「普通の軍隊」にしようとしていますが、
それほど時間的な余裕がないのです。
日本が焦っているのに、なぜ韓国は、のんびりしているのか。
もはや北朝鮮(中国)に占領されても仕方ないと考えているのか。
今の韓国の状況は、
台所が火事だというのに、居間でテレビを見ているようなものです。
近づく北朝鮮の崩壊。
しかし、単なる崩壊では終わらないでしょう。
崩壊する前に、核兵器は使用され、弾道ミサイルは発射されるでしょう。
韓国が戦場となるのに、なぜ韓国は、のんびりしているのか。
非核化という空想 2013 4 28
時々、朝鮮半島の非核化という話を聞きますが、
これは、空想というか、妄想の類でしょう。
よく言っても、高校生の弁論大会のレベルです。
北朝鮮から見れば、非核化は、あり得ない話でしょう。
核ミサイルがあれば、韓国を滅ぼすことができる上に、
北京にも核ミサイルを打ち込むことができるので、
得意の脅迫外交、いや失礼、
「柔軟な外交」ができるというものでしょう。
世界は広いといっても、
さすがに中国にミサイルを打ち込む国は存在しないだろうと油断して、
北京には、日本のようなミサイル防衛システムはないでしょう。
中国からしてみれば、北朝鮮という存在は、
玄関に「狂犬」を飼うような感覚でしょうが、
狂犬である以上、飼い主にも噛み付くことがあるでしょう。
北朝鮮を核保有国と認めて、
その対策を考えるのが、政治家というものでしょう。
それとも、政治家たちは、
「見たいところは見て、見たくないところは見ない」という、
少女漫画の世界に逃げ込むのか。